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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第18章 視線
「あ・・・・あ・・あ・・・」

まるで金縛りにでもあったように動けなかった。

大きな身体を割り込むようにソファーの端に座った。

「キャッ・・・・」

クッションが大きく揺れてバランスを失った香奈子の腕を、大きな手が握った。

「い、いやっ・・・」

反射的に身をよじるのだが、強い力に振りほどく事は出来なかった。

「初めて会った時から・・・」

男は身体を押し付けるように近づきながら呟いている。

「俺は・・・・」

ヤニ臭い息が香奈子の鼻腔を刺激し、恐怖を増幅させる。

「あんたが好きだった・・・」

脂ぎった手が腕を掴んでいる。

「な、何をするの?や、やめてくださいっ」

おぞましさに鳥肌が立つ。

「ふざけないでっ・・・」

必死に振りほどこうとするのだが、どうしても離すことが出来ない。

「い、いやぁ・・・・」

涙を滲ませて声を絞り出すのだが、男が聞くわけが無い。

「クククッ・・・」

怯える表情に征服感がこみ上げてくる男は、笑いを押さえるのに苦労していた。

積年の想いを今、遂げようとしている。

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