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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第23章 不安(第四部)
『フフフ・・・・』
『ハハハハ・・・』
大きな手だった。
『嬉しいなっ・・・』
七、八歳位だろうか、香奈子は幼い少女になっていた。
男に手をひかれ、広い草原をかけている。
爽快感に叫び出したい気分だった。
『良かったね・・・』
『わたし・・・・もう、いい子にしなくてもいいの?』
太い腕にぶら下がるようにして、男を見上げている。
『ああ、そうだよ・・・』
『じゃあ、いっぱいイタズラしちゃおっ』
甘えるような仕草に男は笑みを浮かべ、抱き上げた。
『おやおや・・・』
『フフフ・・・』
髭がチクチクするのも構わず男の顔に頬を押し付け、笑っている。
何か安心する。
少女は男から匂うタバコの香りを胸いっぱいに吸った。
『いっぱい、しちゃうんだ・・・』
楽しい夢だった。
香奈子は眠りながらクスクス笑っていた。
唇から白い歯がこぼれている。
少女はその顔をよく見ようと、小さな手で抱き寄せた。
だが、眩しい逆光が夢の中の男を白くぼかしている。
『ねぇ・・・・』
無邪気な声で聞いた。
『おじちゃんは・・・・だれ・・・?』
『ハハハハ・・・』
大きな手だった。
『嬉しいなっ・・・』
七、八歳位だろうか、香奈子は幼い少女になっていた。
男に手をひかれ、広い草原をかけている。
爽快感に叫び出したい気分だった。
『良かったね・・・』
『わたし・・・・もう、いい子にしなくてもいいの?』
太い腕にぶら下がるようにして、男を見上げている。
『ああ、そうだよ・・・』
『じゃあ、いっぱいイタズラしちゃおっ』
甘えるような仕草に男は笑みを浮かべ、抱き上げた。
『おやおや・・・』
『フフフ・・・』
髭がチクチクするのも構わず男の顔に頬を押し付け、笑っている。
何か安心する。
少女は男から匂うタバコの香りを胸いっぱいに吸った。
『いっぱい、しちゃうんだ・・・』
楽しい夢だった。
香奈子は眠りながらクスクス笑っていた。
唇から白い歯がこぼれている。
少女はその顔をよく見ようと、小さな手で抱き寄せた。
だが、眩しい逆光が夢の中の男を白くぼかしている。
『ねぇ・・・・』
無邪気な声で聞いた。
『おじちゃんは・・・・だれ・・・?』