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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第23章 不安(第四部)
※※※※※

自分の声に目が覚めた。

「ここは・・・・?」

自分の寝室だと気づくまで、暫く時間がかかった。

ベッドサイドにある時計を手に取ると、朝の四時を示していた。

部屋はまだ夜のように暗い。

スタンドの明かりをつけた。

少し頭はふらついたが、気分はスッキリしていた。

こんなに熟睡したのは随分久しぶりだった。

ベッドから降りると自分が裸なのに気づいた。

「あら・・・・?」

少し変に思ったが、ベッドサイドにかけてあるガウンを手に取り羽織った。

そのまま何も考えずに浴室に向かった。

「ああ・・・・」

熱いシャワーが心地良かった。

「フフフ・・・・」

香奈子は笑みを浮かべている。

夢の続きをまだ楽しんでいた。

『いっぱい・・・しちゃうんだ』

幼い少女の姿ではしゃいでいる。

長い間忘れていたような、懐かしい気分だった。

髪を乾かす間も鼻歌をハミングしながら、嬉しそうに自分の顔を見ていた。

血色のいい表情は瑞々しく輝いている。
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