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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第24章 届いた贈り物
「うっ・・・うっ・・・ひっく・・・」
嗚咽が途切れ途切れに漏れる頃、涙で滲む瞳を開けた。
散らばった衣服はそのままで、テーブルにある灰皿にはタバコの吸殻が残っている。
残酷な事実は決して消える事無く、香奈子は胸を締め付けながら見つめていた。
だからチャイムが鳴り、現実に引き戻された時も暫くは立つ事も出来ずに呆然としていたのだった。
一旦、やんだチャイムの音が再び聞こえるとハッと立ち上がった。
その顔は恐怖に引きつっていた。
もしかすると竹内が来たのかもしれない。
壁に掛かっているインターフォンのスイッチを押した。
インターフォンのTVカメラを覗くと、宅配業者が立っていた。
ホッと息をついた香奈子は受話器を取った。
「はい・・・・」
「宅配便でーすっ・・・・」
若い男は元気な声を出した。
「今、門を開けますから・・・・」
正門のセキュリティーを解除して、慌しく玄関に走る。
まだ新しい家政婦がいないので、直接母屋に連絡がつながっている。
上気した頬を気にしながら、荷物を受け取った。
自分宛のものだった。
送り主も同じになっている。
だが送った記憶は無い。
嗚咽が途切れ途切れに漏れる頃、涙で滲む瞳を開けた。
散らばった衣服はそのままで、テーブルにある灰皿にはタバコの吸殻が残っている。
残酷な事実は決して消える事無く、香奈子は胸を締め付けながら見つめていた。
だからチャイムが鳴り、現実に引き戻された時も暫くは立つ事も出来ずに呆然としていたのだった。
一旦、やんだチャイムの音が再び聞こえるとハッと立ち上がった。
その顔は恐怖に引きつっていた。
もしかすると竹内が来たのかもしれない。
壁に掛かっているインターフォンのスイッチを押した。
インターフォンのTVカメラを覗くと、宅配業者が立っていた。
ホッと息をついた香奈子は受話器を取った。
「はい・・・・」
「宅配便でーすっ・・・・」
若い男は元気な声を出した。
「今、門を開けますから・・・・」
正門のセキュリティーを解除して、慌しく玄関に走る。
まだ新しい家政婦がいないので、直接母屋に連絡がつながっている。
上気した頬を気にしながら、荷物を受け取った。
自分宛のものだった。
送り主も同じになっている。
だが送った記憶は無い。