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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第24章 届いた贈り物
「まさか・・・?」

リビングに戻り、恐る恐る開けて見るとひと回り小さい段ボール箱と手紙が入っていた。

「ああ・・・・」

予感が的中した香奈子は、切ない声を漏らした。

短い手紙の下段に、竹内の名前を見つけたからだった。

『愛する香奈子様へ

 昨日は有難うございました。

 長年の夢がかない、最高に幸せな一日でした。

 記念に、プレゼントを同封します。

 これからも宜しくお付き合い願います。

 竹内  』

レイプした残忍な気配が、微塵も感じられない。

まるで友人にあてるような明るい文章は、返って不気味さを演出していた。

「何を・・・企んでいるの?」

段ボール箱を開ける事も出来ず不安な表情で見つめていたが、とにかく中を見る事にした。

封筒と一緒に携帯電話が入っていた。

手紙を取り出してみると、短い文章が書いてあった。

『貴方へのプレゼントです。

 説明図に従って電源をいれてみて下さい。

 素敵なメッセージが入っていますよ』

 恐る恐る電源を入れると、画面が現れるまで数秒かかった。

「こ、これは・・・?」

待ち受け画面に自分の写真があった。

予想もしない事に、香奈子はひどく動揺していた。

しかもその表情はウットリとして、幸せそうに笑みを浮かべているではないか。

こんな嬉しそうな顔をした事は自分でも記憶が無い。

いつのまに撮影したのだろう。

夫の晴彦から手に入れたのかもしれないが、それにしても気味が悪い。

不安が益々つのっていく。

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