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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第24章 届いた贈り物
ボタンを押し、暫く待つとビデオが再生された。

『奥さんは・・・・』

『何を・・・・』

言い争う竹内と自分が映っている。

どこにカメラを置いていたのだろうか。

二人の姿がキッチリ中央におさめられていた。

『あなたなんか嫌いっ・・・・だいっきらいよっ・・・・』

香奈子が大声で叫でいる。

シーンは所々カットされているのか、まもなく問題の場面が現れた。

『い、いやぁ・・・・』

ソファーに押し倒した香奈子を男が押えつけ、唇を無理やりに奪う。

『んぐぅ・・・』

改めて見る自分のキスシーンに、香奈子の顔は真っ赤にそまった。

予期していた事とはいえ、レイプされた事が紛れも無い事実だと証明されたのだ。

これ以上見続ける事は拷問に等しいが、何とか耐えてみようと思った。

もしかしたら、証拠として訴える事が出来るかもしれない。

夫や娘に事実が分かれば矢島家は崩壊しかねないが、少なくとも竹内との関係を絶つ材料にはなる筈だ。

既に自分の女になったような文章に、プライドの高い香奈子は腹をたてていた。

優秀な弁護士はいくらでも知っているし、卑劣な男の企みに屈するような自分ではないと奮い立たせるのだった。

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