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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第24章 届いた贈り物
『あうっ・・・ああっ・・・・』

頬を何度も打つ男に怒りが込上げてくる。

(こんなに暴力をふるって・・・・やっぱり、無理やりレイプしたんじゃない)

携帯電話を持つ手が震えている。

(何が・・・・・優しく愛したよ・・・・。きっと、合成した映像でも編集してあるんでしょう・・・?)

媚薬の副作用も手伝って、香奈子の記憶はごく一部を除いてまだ霧の中にあった。

それよりも香奈子は潜在意識の中で、全てを拒否していた。

竹内に犯された事実さえ消し去りたいと願っているから、待ち受け画面で見た自分の画像等、信じられる筈もなかった。

あくまで、無理やりレイプされたと思い込んでいる。

幼い頃から厳しく躾られてきた香奈子にとって、夫以外の男と関係を持つなどは有り得ない事であり、まして受け入れる等もってのほかである。

だが、媚薬を使って精神と肉体をコントロールされた事に気付かない限り、今後展開されるシーンに衝撃を受けるのは必然であった。

「こ、こんなバカな・・・?」

ヴァギナを愛撫される場面に来ると、さすがに異変に気づき始めた。

『ああああ・・・・ああああああっー・・・』

背中を大きく仰け反らせた香奈子が、引きつった声を出している。

小さな画面ではよく分からないが、男の頭を抱えたまま全身をブルブルと震わせる姿は嫌がっているようには見えない。

『あぐぅっ・・・・』

まして結合する瞬間を待つように男を受け入れる自分の姿は、イメージしていたものと全くちがうものだった。
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