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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第24章 届いた贈り物
香奈子は一縷の望みを託して、食い入るように画面を見ていた。

男の手が離れ、自由になった筈の香奈子の両足は大きく開いたままコックを迎えている。

『感じるっ・・・ああっ・・・凄いっ・・・・凄いっ』

携帯電話のスピーカーから曇った声が聞こえる。

『セックスしてる・・してるのぉ・・・』

画面の女から、衝撃的なセリフが次々と飛び出していく。

『ごめんなさいっ・・・・ああ・・・・あなたぁ』

(ああ・・・そ、そんなぁ・・・・)

香奈子のプライドは、ズタズタに引き裂かれていた。

どんなに否定しようとも、この声と身体は自分以外の何物でもない。

既に記憶は戻り始めている。

『ご、ごめんなさいぃー・・・・』

夫の名を呼び、泣き叫んだ事は覚えていた。

よく見ると両手がまさぐるように男の手を取り、指を絡ませあっている。

それは小さな画面で見ても、ハッキリとわかった。

『お、奥さんっ・・・・』

『竹内さんっ・・・・』

互いの名を呼び合う姿は、まるで恋人同士のようにも見える。

「こんな・・・・こんな淫乱な・・・・いやらしい」

香奈子の顔は自分に対する怒りと羞恥心で、真っ赤になっていた。

「ひどいっ・・・ひどいわっ・・・・」

夫に泣いて詫びたくせに、仲良く交じり合う自分の姿がとてつもなく淫靡に思えたのだ。

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