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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第42章 盗み見(第七部)
このセリフを聞いた瞬間、圭子はジュンと濡れたのが分かった。

(ママと・・・同じ・・・・)

自分がまさに、そうだったから。

幼い頃から大好きで憧れていた母が無残に犯され、隠微なメス奴隷に堕ちていく様をみながら、自分もそうなるよう無意識に願っていたのだ。

だから、あんな隠微な夢をみたのだろうか。

「では、お名前を聞かせてください・・・」

男の満足そうな声をデジャヴのように香奈子は聞いていた。

自分が初めてステージに立たされた時と全く、同じではないか。

「さ、さかい・・・ゆ、ゆうみ・・・です」

【おおぉっー・・・】

女から名前が漏れるとギャラリーの熱が上がる。

きっと、本名の筈なのだから。

女が自分の名前を告げた瞬間から、淫乱なメス犬に変貌することはショーの常連には暗黙の常識なのだ。

「ゆうみさん・・・いい名前ですねぇ・・・」

【ああぁ・・・】

ゆうみと香奈子の声が重なる。

自分の名前が呼ばれることが、切なく力を奪うことを香奈子は身に刻み込まれていた。

「ゆうみ」という女が自分と同じように堕ちていく予感に、香奈子は胸を震わせていた。

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