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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第43章 四度目の訪問
(でも・・・・)
娘は違う。
晴彦への愛が醒めるほどに、圭子を想う気持ちがつのる。
夫に対して以上に、罪悪感を感じる。
それは淫乱な自分のせいだと思い込んでいる。
竹内の巧妙な罠とも知らずに。
香奈子は娘の目をまともに見れなかった。
『大丈夫よ、私も早く帰ってお手伝いしようか?』
だが、明るい声で答えが返ってくるとホッと胸をなでおろした。
せめて娘の前で、あからさまな事はしないでくれと祈るだけだった。
予想に反して、今夜の竹内は大人しかった。
前回はヒヤヒヤする香奈子をいたぶるように派手にふるまっていたのに。
タバコも吸わずに静かに食事をし、あまり酒も飲まなかった。
「ああ・・・・何だか、今日は酔いがまわるなぁ」
ウトウトと眠りそうになっている。
「今夜はお泊りになられたら、どうですか?」
オズオズと香奈子がたずねた。
いつもタクシーで帰る竹内に義理で言ったのだが。
「スミマセン、お言葉に甘えるかな・・・」
圭子の瞳がキラリと光った。
「じゃあ、私も、もう寝ます・・・」
そう言うと席を立った。
客間に寝具の仕度を済ませた香奈子が、ダイニングに戻ると竹内の様子が変わっていた。
娘は違う。
晴彦への愛が醒めるほどに、圭子を想う気持ちがつのる。
夫に対して以上に、罪悪感を感じる。
それは淫乱な自分のせいだと思い込んでいる。
竹内の巧妙な罠とも知らずに。
香奈子は娘の目をまともに見れなかった。
『大丈夫よ、私も早く帰ってお手伝いしようか?』
だが、明るい声で答えが返ってくるとホッと胸をなでおろした。
せめて娘の前で、あからさまな事はしないでくれと祈るだけだった。
予想に反して、今夜の竹内は大人しかった。
前回はヒヤヒヤする香奈子をいたぶるように派手にふるまっていたのに。
タバコも吸わずに静かに食事をし、あまり酒も飲まなかった。
「ああ・・・・何だか、今日は酔いがまわるなぁ」
ウトウトと眠りそうになっている。
「今夜はお泊りになられたら、どうですか?」
オズオズと香奈子がたずねた。
いつもタクシーで帰る竹内に義理で言ったのだが。
「スミマセン、お言葉に甘えるかな・・・」
圭子の瞳がキラリと光った。
「じゃあ、私も、もう寝ます・・・」
そう言うと席を立った。
客間に寝具の仕度を済ませた香奈子が、ダイニングに戻ると竹内の様子が変わっていた。