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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第75章 終わりの無い悪夢(第十一部)
「あぅっ・・・・」
節くれだった指が敏感な場所に触れると圭子は小さく呻いた。

パンティーの中をまさぐる男は微妙な動きで花園を掻き分けていく。

「あっ・・あぁっ・・・」
電流のような刺激が身体を走ると更に大きな声が漏れてしまった。

(い、いけ・・・ない・・・・)
薄目を開けた少女は辺りを見回した。

満員電車に揺られる乗客は誰一人として二人の事を見ていない。
それぞれがヘッドフォンで音楽を聴いていたり、新聞や本を読むか目を閉じ眠っていた。

(ああ・・わ、わたし・・・・)
圭子は改めて今の状況を確認すると同時に、男との再会を感慨深く思うのだった。

(痴漢されているのね、この人に・・・)

よくよく考えてみると、全てはあの日から始まっているような気がする。

見知らぬ中年に痴漢され、感じてしまった。
ショックで打ちひしがれて家に戻ってみると、更に残酷な光景が待っていた。

母が父の古くからの友人である竹内とケダモノのように交わっていたのだ。
痴漢の愛撫によって初めて絶頂を味わった少女は、嫌悪すべきシーンから逃れる事も出来ず、その興奮に引きずり込まれてしまったのだ。

そして。

母を犯した竹内を憎みながらも逆に、同じように汚される事を願うようになっていた。
巧みな調教は圭子も母と同様に淫乱な性奴隷に洗脳し、最後には衆目の面前で何人もの男達と交わるショーに出る程に変わり果てていた。

だから、この電車に乗り込む度に少女も無意識に待っていたのかもしれない。
堕ちていくキッカケを作った男と再会する事を。
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