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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第76章 悪夢
「ママ・・・・ママァ・・・」
何かを訴えるように母を呼んでいる。
混乱する精神が悲鳴をあげているのだ。
その気持ちは全て理解できた。
「圭ちゃん・・・・」
こみ上げる愛おしさに、ギュッと抱きしめた。
「ごめんね・・・ごめんね・・・・」
娘への罪の意識に香奈子の瞳からも涙がこぼれていく。
純真で無垢だった天使を呪われた運命に引きずり込んだのは、全て自分のせいだと思い込んでいる。
「ママァ・・・・」
薄闇の中で抱き合いながら二人は時を過ごしていく。
いつもの発作。
いつもの懺悔が始まる。
「さぁ・・・・話して御覧なさい」
促す優しい囁きに少女は頷いた。
夢のシーンをなぞる事で気持ちが少しずつ整理されていく。
それが千切れかけた理性を繋ぎ合わせる唯一の手段なのだ。
植えつけられたケダモノの欲望を振りほどく事など出来はしない。
幼い心は現実を受け入れるには余りにも儚なすぎた。
香奈子も悪夢にうなされるのだが、やはり圭子の方が圧倒的に多いし娘には気づかれないようにしていた。
そうする事が、せめてもの罪滅ぼしだと思うのだ。
「わたし・・いやらしいの・・・」
少女はポツリポツリと語りだした。
「だって・・・・」
話し出すうちに、心がほぐれていくような気がする。
「逃げなかったの・・・見られているのに」
白い頬が上気して、ほんのり赤く染まり初めている。
「それから・・・・」
夢のシーンが再現されていく。
何度も聞いた話なのに、香奈子も胸が高まっていくのを感じていた。
何かを訴えるように母を呼んでいる。
混乱する精神が悲鳴をあげているのだ。
その気持ちは全て理解できた。
「圭ちゃん・・・・」
こみ上げる愛おしさに、ギュッと抱きしめた。
「ごめんね・・・ごめんね・・・・」
娘への罪の意識に香奈子の瞳からも涙がこぼれていく。
純真で無垢だった天使を呪われた運命に引きずり込んだのは、全て自分のせいだと思い込んでいる。
「ママァ・・・・」
薄闇の中で抱き合いながら二人は時を過ごしていく。
いつもの発作。
いつもの懺悔が始まる。
「さぁ・・・・話して御覧なさい」
促す優しい囁きに少女は頷いた。
夢のシーンをなぞる事で気持ちが少しずつ整理されていく。
それが千切れかけた理性を繋ぎ合わせる唯一の手段なのだ。
植えつけられたケダモノの欲望を振りほどく事など出来はしない。
幼い心は現実を受け入れるには余りにも儚なすぎた。
香奈子も悪夢にうなされるのだが、やはり圭子の方が圧倒的に多いし娘には気づかれないようにしていた。
そうする事が、せめてもの罪滅ぼしだと思うのだ。
「わたし・・いやらしいの・・・」
少女はポツリポツリと語りだした。
「だって・・・・」
話し出すうちに、心がほぐれていくような気がする。
「逃げなかったの・・・見られているのに」
白い頬が上気して、ほんのり赤く染まり初めている。
「それから・・・・」
夢のシーンが再現されていく。
何度も聞いた話なのに、香奈子も胸が高まっていくのを感じていた。