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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第10章 予期せぬ訪問者
「さぁて・・・・」
男の声にハッと我に返った。

「そろそろ、可愛がってやるかぁ・・・?」

男は背中を向けると、テーブルの反対側に向かう。

「ああっ・・・」

目で追った圭子は、信じられない光景に声を出した。

「マ、ママッ・・・・」

何と、母が全裸で座らせられていたのである。

しかも、全身を縄で縛られている。

「どうだ、気分は・・・?」

少女の叫びが聞こえなかったのか、竹内は下卑た笑いを浮かべながら話しかけている。

「うっ・・・ううっ・・・」

香奈子は、苦しそうに声を出している。

「ママ・・・ママァ・・・」

泣き出しそうな顔で、圭子は母を呼んでいた。

後ろ手に縛られた母の身体は、両足も座禅を組むようにして結ばれ、絡み合った縄が首輪の如く吊り、背中を猫背に丸められている。

染み一つ無かった肌には無数の赤いアザが刻まれ、バストの廻りを何重にもクロスした縄が豊満な塊を更に強調させ、先端の乳首を尖らせていた。

今朝見た上品にセットされていた髪も無造作に解き放たれ、ザンバラな姿が痛々しい。

化粧が取れた唇は生気が感じられず、微かに震わせている。

「ひ、ひどい・・・」

余りにも異様なシチュエーションに叫ぶ事も出来ず、只ジッと見つめるしかなかった。

両腕に抱えるバックがまるで母であるかの如く、かばうように抱きしめている。
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