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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第11章 残酷な風景
「どうだ、旦那とどっちがいい?」

「ああ・・・ん・・・んふぅ・・・」

意地の悪い問いかけに、答えの代わりに唇を重ねる仕草が返って生々しく感じる。

(ママ・・・パパの事、何とも思っていないの?)

そんな母の態度がショックで、圭子は徐々に腹立たしく思えてくる。

夫を裏切り、その友人とセックスしている事実は、どう言い訳しようとも許せる筈もない。

(で、でも・・・・)

一体、母に何が起こったのだろう。

無理やり犯されたにしても、こんなにも男の言いなりになるなんて。

しかも、母は男の事を御主人様と呼んでいたのだ。

仁王立ちする男の前にひざまずき、おぞましい性器を口で愛撫していた。

十六歳の少女に理解できる訳は無い。

あまりにも不可解な出来事に、圭子は頭が狂いそうになるほど混乱していた。

「どうだ、毎日見ているか?」

竹内は手に取った携帯電話を、香奈子の前にかざした。

「ああっ・・・・」

一瞬、顔をしかめた母の顔が真っ赤に染まる。

「い、いやぁ・・・・」

「おおっ・・・こ、こんなに締め付けて・・・やっぱり、興奮するのか?」

男はからかうようにして、よけようとする香奈子に無理やり画面を見せている。

曇った声が微かに聞こえるのだが、圭子には何が映っているのか分からない。

「はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」

その内に、母は観念したのか、かざされる携帯電話を見ながら息を乱し始めていた。

「あああ・・・・い、いやぁ・・・」

苦しそうではあるが、明らかに興奮が高まってきているように見える。
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