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嵐の夜に痕をつけられて
第7章 もう我慢しない ★
相沢は応えるように徐々に緩急を増し、気が付けば再び唾液が零れ落ちるほど激しいものになっていた。

手足を自分に絡ませて腰を揺らしている恵の腰を押さえ、相沢は下から思い切り貫く。
ぬちゃぬちゃとかき混ぜる音が再び部屋に響く。


「あっ! んんっ! だめ!」

「何がだめ? 気持ちいい、だろ?」

「き、もち、いい、あっ……んん!」


身体の中心から頭まで突き抜ける快感がたまらない。
一番奥にグリグリと当てられる度にチカチカと視界が光る。     
相沢は恵を突き上げながら目の前で揺れる小さな乳首を摘んだ。


「あっ……!」


途端に恵の声が途切れ、腰を痙攣させる。
白い乳房を揉みしだき、片方の乳首を潰しながらもう片方を吸う。

もう何度達したのか分からない。
相沢から与えられる快感が永遠に続いてほしいとさえ思ってしまう。

相沢は恵の背中を支えると、そのまま押し倒し正常位の体勢に戻した。
相沢も自分の限界を感じ始めていた。


「恵、もう少しだけ頑張って」


恵を腕の中に閉じ込め、壊れそうな細い両肩を掴むと激しく律動する。
もはや叫び声に近い恵の声が耳元に響くが、迫り来る絶頂の予感を抑えられず容赦なく腰を叩きつける。

最奥が何度も突かれ、掻き回され、揺さぶられ、恵の頭の中が真っ白になると同時に、相沢もまた絶頂を迎えた。


「んぁっ! あっ! やああぁぁっ!!!」

「っ、くっ……!」


相沢は恵の上に身体を預け、肩で息をする。
背中に吹き出した汗が空気に触れて冷たい。
にも関わらず、身体の熱は当分冷めそうになかった。

恵を見ると、目を閉じてぐったりとしている。
達したそのまま意識を飛ばしてしまったようだった。
恵の前髪を触りながら相沢は小さく呟いた。


「これからはずっと、俺のことだけ考えて」
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