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園
第3章 美和子と彩乃

彩乃の唇に美和子のそれが触れる。
「目を開けないで……」
話す美和子の息が彩乃の頬に掛かる。
綾乃は開きかけた目を閉じる。
美和子の唇を頬に感じた。
柔らかで温かな感触。
その感触が次第に顎へと下がって行く。
「美和子……」
彩乃は囁く。
再び唇に美和子の唇が重なる。
綾乃の唇を割って、美和子の舌が差し込まれる。
彩乃も唇を割り舌を伸ばす。
重なり合った唇の中で二人の舌が蠢き絡み合う。
絡め合う舌から甘い疼きが拡がる。
美和子は唇を離し始める。
彩乃は離れまいとするが、美和子に両肩を掴まれ、離された。
「彩乃は動かないで……」
「でも……」
「彩乃は目を閉じて、動かないの」
強い口調ではなかったが、従いたくなる。
彩乃は言われるままに姿勢を戻した。
「素直な娘ねぇ……」
彩乃は額に美和子の唇を感じた。
次に美和子の唇を感じたのは、右の肩だった。
不意だったので、唇を感じた右肩がぴくんと動いた。
「あら、彩乃って、どこも敏感なのね……」
美和子のくすくす笑う声がする。
「目も閉じていてくれて、嬉しいわ」
「美和子……」
「駄目よ、声も出しちゃ、駄目……」
美和子の指の腹が彩乃の唇に当てられた。
彩乃は開いた唇を閉じる。
「目を開けないで……」
話す美和子の息が彩乃の頬に掛かる。
綾乃は開きかけた目を閉じる。
美和子の唇を頬に感じた。
柔らかで温かな感触。
その感触が次第に顎へと下がって行く。
「美和子……」
彩乃は囁く。
再び唇に美和子の唇が重なる。
綾乃の唇を割って、美和子の舌が差し込まれる。
彩乃も唇を割り舌を伸ばす。
重なり合った唇の中で二人の舌が蠢き絡み合う。
絡め合う舌から甘い疼きが拡がる。
美和子は唇を離し始める。
彩乃は離れまいとするが、美和子に両肩を掴まれ、離された。
「彩乃は動かないで……」
「でも……」
「彩乃は目を閉じて、動かないの」
強い口調ではなかったが、従いたくなる。
彩乃は言われるままに姿勢を戻した。
「素直な娘ねぇ……」
彩乃は額に美和子の唇を感じた。
次に美和子の唇を感じたのは、右の肩だった。
不意だったので、唇を感じた右肩がぴくんと動いた。
「あら、彩乃って、どこも敏感なのね……」
美和子のくすくす笑う声がする。
「目も閉じていてくれて、嬉しいわ」
「美和子……」
「駄目よ、声も出しちゃ、駄目……」
美和子の指の腹が彩乃の唇に当てられた。
彩乃は開いた唇を閉じる。

