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新解釈 紺屋の女房
第2章 久蔵の筆下ろし

お玉は尺八(フェラチオ)を施しながら
「ううぅ…!あぐぅ~~!」と呻いた。

珍宝(ちんぽ)を咥えていてよかった。

それでなければ大きな喘ぎ声を発して
何事かと皆の衆が覗きに来るところだった。

「久蔵、お前、岩清水(いわしみず=クンニ)が上手だねえ
ほんとに女の体を知らないのかい?」

久蔵の舌が疲れて動きが鈍くなってきたので
お玉は誉めて久蔵を発奮させた。

男という生き物は誉めてやると精を出すことを
お玉は知っていた。

案の定、再び久蔵の舌が蠢き始める。

「そう!そうだよ!舐めながら
おさね(クリトリス)も指で弄っておくれ」

「おさね?」

初心な久蔵は、おさね(クリトリス)と言われても
何のことやらわからなかった。

「ここよ、ここを指の腹でグリグリして欲しいの」

お玉は自らの手を股間にもってゆき
中指の腹でぷっくら膨れた陰核を捏(こ)ねた。

「わかりました」

久蔵はお玉の脇腹から手を差し込んで、
おさね(クリトリス)なるものを
ぐりんぐりんと捏(こ)ね回した。

たちまちお玉の体がぶるぶると震え出す。

「おお!いきなりそんなに強くやられたら
私、狂ってしまうわ」

もう辛抱できないと、
お玉は尻を離して立ち上がり
久蔵の手を取って湯船に浸かるように催促した。

湯船に浸かって久蔵を正座させると

「いいかい?私がお前を男にしてやるよ
絶対に声を漏らすんじゃないよ」

そう言いながら、
お玉は自分が喘いでしまうのを恐れて
手拭いを口に咥えた。

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