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人妻 真子〜情事の果てに〜
第5章 Day 4-1
真子はベッドの端に座っていたが、洋介がその隣に座る。

照明は明るく、その角度から洋介の表情は陰影を伴って普段よりいっそうメリハリがついているように思える。

とするとおそらく真子も陰影を帯びた目鼻立ちなのだろう。

その洋介が真子を見つめている。

洋介の瞳はどうしてこんなにまで雄弁なのだろう。
何も語っていないというのに。

その目力にあっというまに屈服しそうになる。

それを悟られまいとしながら、目一杯の理性と分別で冷静を保とうとする。

しかしながら、洋介がその大きな掌を真子の両方の頬に手を当て、やさしく包み込むと、理性の崩壊はあっけないほどだった。

喉の渇きとは裏腹に、潤いを増す唇と瞳。
まちがいなく洋介に感付かれていただろう。

真子の頬に両手を当てたまま、洋介は真子の顎をきもち持ち上げると、唇を近づけてきた。

顎を持ち上げられた時、唇をほんの少し突き出してしまったことを真子は脳の奥底で指令していたのかもしれない。

唇が触れ合う。

真子も洋介も前回よりも自然な流れだ。

間を置かず、舌が滑り込む。

頬に当てられていた洋介の両手は、真子の背中へと回され、まさぐられ忙しなく動き回る。

そちらに気を取られている間にも、洋介のキスは手加減をすることなく少しずつ奥へと進んだ。

背中か唇か……両方は無理だ。
なのに洋介は両者を巧みにこなす。

負けている……早くもここで負けてどうする?

私も愛の表現をせねばと、いくらか焦りを覚えながらも、洋介の背中に両腕を回し、洋介との密着を懇願する。

腕を密着させることは胸もまた密着する。

まちがいなくその感触を洋介は胸で受けて止めていただろう。

それでもなお真子は洋介に近づくべく、もうワンランクアップさせて洋介にきつくしがみつく。

洋介はもう一段強く、ギュッと抱き締めると、真子は息が苦しくなった。

しかしそれは真子が洋介にさらに近づくことを正当化する口実でもあった。
キスにも胸にも……
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