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人妻 真子〜情事の果てに〜
第14章 Day 6-1
頂を目指すステージが一つ上がった。

ただの気持ち良さと違う意識が遠のく感覚。

これまでにない快感だった。

腰の震えが止まらない。

指の刺激がその震えをさらに倍化させる。

意識がさらに遠のく。

本当に逝ってしまいそうなほどの浮遊感。

「真子、凄い……凄いよ……」

かすかに聞こえる洋介のつぶやき。

(洋介、見て……私の逝くところ……)

夢と現の境が消える……電流が走る……

「あぁっ……」

一瞬の嬌声とともに、果てた……

背中が反り、真っ白な虚空に放たれる……

放たれた肢体がベッドにしなだれかかると、少しずつ現を取り戻し始める。

脱力する真子。

指先はクリトリスに軽く添えられ、下半身の細かな震えを感知しながらも、時にビクンと波打つ快感をその指先までもが愉しむ。

なんという法悦だろう。
これまでにない陶酔感。

しばしの余韻の中、真子は自身の変貌ぶりを実感した。

「真子……」

洋介が近づく。

「洋介くん……」

「すんごい良かった……」

そのまま抱き合った。。。
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