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あなたへ……千鶴子より
第1章 愛撫
舌の力が強く、時折、柔らかくなった割れ目に入り込んできます。
「ああっ! だめっ、あっ!」
舌の動きとともに、ぴちゃ、ぴちゃと、いう音が鳴り続けています。
ああ、どんどん溢れて来ています。
彼は奥に入れ、そこからすくい上げるように舐めます。
でも、すくい上げれば、上げるほど、それを補うように私の中から湧いてくるのです。
ああ、たぶん、もう味がするでしょう。
あなたは言っていました。
「千鶴子のは美味しいと……千鶴子のが一番おいしい……」と。
恥ずかしい……。
匂いもすることでしょう。
「千鶴子の匂い、いい匂いだ……」
あなたはそうも言いました。
今、彼がそれを味わっています。
彼も、そう感じているのでしょうか?
ああ、でも恥ずかしい。
でも、私は耐えます。
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