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あなたへ……千鶴子より
第2章 挿入
彼の手が私の首の後ろと、背中に回されました。
「ぎゅうっと、抱きしめて……」
もう一度言いました。
彼の腕に力が入りました。
ああ、そう、そうです。
この感触です。
あなたに抱かれた時のことが、ふっとよみがえりました。
私も思わず、彼の背中に回した手に力を込めました。
またお願いしました。
「そう、もっと、ぎゅうっと……」
また力を入れてくれました。
ああ……なぜか胸が締め付けられます。

なぜでしょう……?
男の人に抱きしめられると、いつもそうなのです。
ああ、思い出しました。
忘れていました、ごめんなさい……実はあれから、あなた以外の男の人に抱きしめられたことはありました。
でも、それも今では遠い昔のことです。
私よりだいぶ若い人でした。
そして耳元で「あなたが欲しい」と、言われました。
ああ、そうです、あの時も胸が締め付けられそうになりました。。
抱きしめられた時、服の上からでも、その人の硬いものが私のお腹に触れているのが分かりました。
崩れそうでした。
私がこの人のを……。
この人も私を必要としている。
でも……それだけです……。
それ以上の感情はありません。
私は抱きしめられるのは許しましたが、それ以上のことは拒みました。
そうです。
私は拒みました。
本当です。
私が愛しているのは、あなただけです。
私が自分から欲してするのは、あなたとだけです。
私は最後まで拒み続けたのです。
本当です……。
信じてください。
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