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あなたへ……千鶴子より
第4章 絶頂
あ、もうこんな時間。
お昼近いのですね?
ああ、久し振りに、ぐっすり眠った気がします。
昨日は帰ってきてから、お話しができなくて、ごめんなさい。
夜も遅かったし、彼のことが気がかりで目が離せなかったの。
あなた……私がしたことを、許してくれるでしょう?
彼を家に連れてきたのは、まだ彼をひとりに出来ないと思ったからです。
あの場所に一人で置いてくるなんてできませんでした。
心配だったのです。
それにあなたにも見てもらいたかったの。
私が、彼に生きる力を与えていることを。
そこで、見ていたでしょう?
昨日の日中、彼は、死のうとしていたのです。
でも死のうとした彼は、昨日の夜、このベッドの上で私と一生懸命生きようとしていました。
私の身体を使って一生懸命生きようとしていていたのです。
ああ、私はそれ応えたのです。
そこから見えましたか?
お昼近いのですね?
ああ、久し振りに、ぐっすり眠った気がします。
昨日は帰ってきてから、お話しができなくて、ごめんなさい。
夜も遅かったし、彼のことが気がかりで目が離せなかったの。
あなた……私がしたことを、許してくれるでしょう?
彼を家に連れてきたのは、まだ彼をひとりに出来ないと思ったからです。
あの場所に一人で置いてくるなんてできませんでした。
心配だったのです。
それにあなたにも見てもらいたかったの。
私が、彼に生きる力を与えていることを。
そこで、見ていたでしょう?
昨日の日中、彼は、死のうとしていたのです。
でも死のうとした彼は、昨日の夜、このベッドの上で私と一生懸命生きようとしていました。
私の身体を使って一生懸命生きようとしていていたのです。
ああ、私はそれ応えたのです。
そこから見えましたか?