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好きになってくれてありがとう
第8章 マンションの解約
ふかふかしているところで寝ていた私は朝日がさしている窓を見るためにゆっくりと目を開けた。
隣で寝たはずの翼さんの姿はなく私にはきれいに布団がかけられていた。
布団の下はバスローブを身に纏っているけど下着はなかった。
昨日の夜のことを思い出すと翼さんは私にだけ快楽を与えて自分は我慢すると言って抱きしめられたことを思い出す。
あれからどうしたのかはわからないけどベッドを降りて寝室を出ると浴室からシャワーの音が聞こえてきた。
脱衣所の扉を開けて浴室を見ると翼さんの姿がある。
まさか私がここに来るなんて思っていなかったのか浴室はクリアのガラスで中は丸見えだった。
シャンプーを流しているのかこちらには気づいていないようだったから私もバスローブを脱ぎゆっくりと浴室へと進む。
そしてこっそり入りそれでも気付いていない翼さんに後ろから抱きついてみた。
「え?理恵?」
「おはようございます翼さん」
「ちょっ、何してんの?」
どこか焦っているような翼さんを見ることができて嬉しかった。