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好きになってくれてありがとう
第9章 父からの連絡
父の代わりに翌日も付き添い早く戻ってくれた父と交代をし一度マンションに帰ってきた。
翼さんは仕事に行っていて帰ってくるにはまだまだ時間がある。
私は荷物を詰めて持っていけないものは実家に送るようにし小さな荷物だけ持っていくことにした。
そして翼さんに手紙を書いた。
翼さんへ
短い間でしたが貴方と居れてすごく楽しかったです。
仕事でもたくさんお世話になりました。
この度高山専務と話をして退職することになりました。
そして私は翼さんと一緒には居られません。
この前翼さんに渡されたお金は返しますね。
あと、今までの生活費も置いていきます。
足りなかったらまた連絡ください。
翼さん、幸せになってくださいね。
ごめんなさい。そしてありがとうございました。
理恵
本当にごめんなさい。
もうこれ以上翼さんを巻き込むことは出来ないの。卓也はもっとヒートアップして何かしてくると思うから。
手紙を書きながら私は大粒の涙を流した。
もう会うことはないだろう。
翼さんありがとう。
私は鍵をかけてポストに鍵を入れまた地元へと戻ることにした。
こうして私達の短い恋人期間は終わりを迎えた。
はずだったのだけど…

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