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好きになってくれてありがとう
第10章 勝手なことしやがって〜翼side〜


泣いている理恵も可愛い。
泣きながら肉を食べときより美味しそうな顔をする。


「明日も面会か?」

「ううん。明日はお父さんが休みだから私は特に何もない。」

「なら明日出かけないか?」


結婚してほしいと伝えたのに指輪を用意出来ていないから買いに行こう。


翌日出かける約束をし理恵の実家まで向かった。
俺はタクシーを呼んでもらってからホテルに帰った。

迎えに行くと約束したから面会前の父親にはきちんと挨拶をしようと決めた。
念の為持ってきたスーツが役に立ちそうだ。


ホテルに帰り親父に電話をした。


結婚すると伝えると一度一緒に帰ってこいと言われたから今はバタバタしてるからもう少し待ってくれと伝えた。

迎えに行く前に婚姻届をもらいに行こう。


俺は理恵に送る指輪を買うためにネットで店を調べ直営店舗があるとわかってからベッドに横になった。



「はぁ、断られなくてよかった…」

休みをくれた専務にも感謝だな…
それにしても理恵の焼肉食ってる姿可愛すぎだった。

スマホを触るフリをして撮った写真を見る。
理恵には消しえくれと言われたけど拒否した。


さて、明日のために早めに寝るか。

シャワーを浴びて部屋を暗くして眠った。



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