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好きになってくれてありがとう
第2章 休日デート?


車を走らせながら部長はBluetoothで繋いだ電話でどこかに電話をかけはじめた。

「俺だ。今から行く。」

そう一言だけ言って電話を切った。

そして相手は幼なじみだと教えてくれた。
ビルやマンションのメンテナンスを行っている会社らしい。


「あの、部長…お願いがあります。」

「なんだ?」

「私を総合受付の受付から外してもらえませんか?」


部長は驚いた顔をした。
なぜかと言うと私は決めていたことを話した。


「総合受付は受付の花形。
今までは必死に仕事をして自立して早くお金を貯めて結婚することが目標でした。

でも今はそんなことどうでもよくなったんです。
彼と別れたから目標がなくなったことは確かですけど…

でもそれだけじゃないんです。」


部長はずっと静かに私の話を聞いてくれた。



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