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好きになってくれてありがとう
第2章 休日デート?
「ここを出たら月島の行きたいところに行こう。
食べたいものを食べてしたいことをしよう。」
「いや、そこまでしていただくことは…」
「いや、ダメだ。今日はデートだからな。」
真剣に考えている部長を見て笑ってしまった。
そんな笑う私を見て部長も笑う。
「あ、でもひとつだけしたいことが。」
「何だ、何でも言ってみろ」
出て行った彼からマンションの部屋の鍵を返してもらっていないことを思い出した。
もうあの部屋部屋に来ることはないだろうけど念の為鍵を変えてもらおうと思った。
来たところでもう彼には会うことはないし会いたいとも思わない。
「分かった。業者を紹介しよう。」
「知り合いがいらっしゃるのですか?」
「まぁな。なら行こうか。」
ランチを終えてまた部長の車に乗り込んだ。