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好きになってくれてありがとう
第11章 家族に報告


レストランから部屋に戻りシャワーを浴びたあともらった指輪を眺めていた。

私のあとにシャワーを済ませた翼さんが戻り冷蔵庫からミネラルウォーターを手に戻ってきて隣に座る。

「婚約指輪はいらないって言ったのに…」

「理恵ないるかいらないじゃなくて俺が送りたかっただけ。ただの自己満だ。」

「でも、綺麗だし素敵な指輪ね。ありがとう。」


お礼を言った私の唇に優しくキスをしてくれた。
キスはどんどん深くなりそのまま優しく抱いてくれた。

優しくだと思っていたのにどうにもおさまらなかったのか何度も抱かれ私の意識は途中で途絶えていた。



気が付くと窓から朝日がさしていてベッドにはスヤスヤ眠っている翼さんの顔が真横にあった。


「きれいな顔してるのよね。」

独り言を言ったあとまた指輪の存在を思い出し指輪を見たあと彼を見ておでこにそっとキスをしようとしたときバチッと目があった…


「朝から積極的な婚約者だな。まだ足りなかった?」

「違うわよっ!」

「俺はまだ出来るけど?してもいいけどお見舞い行けなくなるかもなー」


それだけは困るからベッドから降りてシャワーを借りた。


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