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好きになってくれてありがとう
第11章 家族に報告
本当にどの料理も素敵で美味しかった。
素敵な時間を過ごせたことも…
デザートが運ばれてきたとき
お店の照明が全体的に暗くなりBGMが少し変わった。
何かあるのかと思ったとき翼さんが席を立って私の真横に着いた。
そして膝を付きボルドーの四角い箱を手に持っていた。
箱を開き中にはすごくキラキラしている宝石が光る指輪があった。
「え…?」
「月島理恵さん、僕と結婚してください。」
婚約指輪はいらないと伝えたはずなのに…
ボルドーの箱はどう見てもさっき行ったお店のもの。
「ま、プロポーズしてるし断られる予定はないんだけど一応聞かせてくれ。」
確かにプロポーズしてもらってOKをだしたのは私だから断る理由なんてない。
でも不意打ちにこんな指輪を用意されたことに驚きを隠せないし動揺している自分がいた。
「私でいいのよね?」
「当たり前だろ。理恵以外考えられない。」
そんなことを堂々と言われて断ることもできないし断るはずもない。
私は、はいと返事をした。
するとウエイターさんが大きな花束を翼さんに手渡しその花束は私の手の中に。
周りからは大きな拍手がまきおこりおめでとうございます!と四方から声がしてすごく嬉しかった。
私にとって最高のプロポーズだ。