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好きになってくれてありがとう
第12章 久しぶりの母



買ったもので軽くメイクをし翼さんが病院まで送ってくれた。

「面会時間が終わる頃にまた来る。早くなりそうなら連絡して。」


終わったらまた会える喜びと久しぶりにお母さんと話す緊張でぎこちない動きだったのか翼さんはロボットみたいって笑っていた。

多分私の緊張をほぐすために言ってくれたんだと思うけどそんなことではどうにもならないくらい緊張していた。
だってお母さんがこんなことになったのは私が卓也と別れたからであのとき私がすべてを我慢していればわこんなことにはならなかったのかもしれない。


罪悪感に押し潰されそうになったときタイミングよくお父さんが現れた。

「翼くん、あれおいしかったよ。ありがとう」

「よかったです。送るように手配しておきますね。」

少し翼さんとお父さんは話して、行こうか。と声をかけられ翼さんとはここで一旦別れた。


そしてお父さんと一緒にお母さんの病室にやってきた。
やっぱり緊張しているのか入ることに戸惑ってしまう。


「お父さん先に入ってて。」

私は窓の方に移動し深呼吸をした。



よし!!!行こう!


自分の頬を軽く2回叩いてから病室のドアをノックした。


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