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好きになってくれてありがとう
第3章 プロポーズ
15分ほどしたら唯の車が駐車場に入ってきたから来客用駐車場に停めてもらい荷物を運ぶのを手伝ってもらった。
エレベーターの中で唯は彼氏に頼みなよ。といったので一言別れたことだけを伝えると、部屋でゆっくり聞くからと設置までしてくれた。
「どうぞ。わざわざありがとね。」
唯の前にカフェインレスの麦茶を置いて座ると一息つく間もなく尋問が始まったのだ。
そして私は昨日と今日のことを話した。
「あいつ本当に最低だわ。理恵がいるのに浮気相手なんて。」
「唯…ありがとう。でもどちらかというと私が浮気相手だったんだよ、きっと。」
「ダメだ、余計に腹立つわ。
それに家電を持ち出してお金まで?ホント腐った考えしてるよね。」
鬼の松原と言われてもおかしくないほど怒っている唯にさらに私は話を続けた。