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好きになってくれてありがとう
第3章 プロポーズ
その日は部長と合うことなく仕事を終えた。
更衣室で着替えをし家へと帰るためにビルを出たところで会わなくて良かったと思っていた人に出くわす。
「月島、ちょっと時間あるか?」
家に帰ろうとしていた私を呼び止めたのは部長だった。
タクシーに乗せられて連れてこられたのは常連さんがたくさんいて賑わっている居酒屋だった。
「晩ごはんまだだろ?ちょっとでいいから付き合えよ。上司命令!」
笑いながら言った部長は席に座るなりビールを注文した。私も同じものを注文ししばらくすると机の上は美味しそうな物がたくさん並んでいる。
「今日はばーちゃんが…すまなかったな。」
「いえ、驚きました。」
「驚かせたついでにもう一つ。月島は藤堂コーポレーションって知ってるか?」
「はい。確か小さな花屋さんからスタートして今は全国に展開してる会社ですよね。」
知ってるなら問題ないと笑う部長…
嫌な予感がする、、、