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好きになってくれてありがとう
第4章 元カレ襲来
どうしよう。
そう思ったとき私の手にあったスマホが着信を告げる。
卓也もそれに気付いてスマホに視線を移した。
「でなくていいの?」
「あんたが帰ったらすぐにかけ直す。だから早く帰って!!」
「ふーん。電話だけじゃなくてメッセージも来てんじゃね?」
チラッと確認すると部長からだった。
メッセージの内容は【今日会えないか?】だった。
部長に会いたい…
私がメッセージを確認するときに卓也も見たんだろう。
「何?お前もう男いんの?
お前も他にいたんだ?人のことだけ悪いように言って腹立つ。」
「は?そんな人居ないわよ。会社の上司。」
「上司ね。職場で会えば外で会わなくて済むから二股してたってわけね。」
二股なんてしてない。
私はあんたと違うんだから。
私はメッセージ画面にある無料通話をタップした。
そしてスマホを下におろし画面が見られないようにした。