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好きになってくれてありがとう
第5章 信頼できる相手〜藤堂Side〜
「あ、兄さん。
一つ確認したいこたがあるんだけど。
フラワーアレンジメントリース部の営業係長代理って人誰?」
俺はスピーカーにして会話をした。
「は?何だよ、めんどくせぇな。
ちょっと調べる。
あー、夏目卓也。それがどうした?」
「いや、ちょっと知りたくて。」
「まさか面接にでも来たか?」
「いや、どうして?」
「夏目はここ一年くらい契約も少なくて、取引先からもクレームが最近目立つんだよ。
次の年度替わりの移動のときに役職なくなると思うけど辞めといたほうがいい。」
「そうじゃないよ。
その彼が不法侵入だったり強姦の罪が付いたら?」
「親父に言えば即解雇になるだろうな。」
「ありがとう。また連絡する。」
「おう、またな。」
「ということなんですよ、夏目卓也さん。」
「いや俺はあなたが会長の息子だなんて知らなかったんだ。」
は?そんなことどうでもいいんだよ。