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好きになってくれてありがとう
第5章 信頼できる相手〜藤堂Side〜



「前に仕事のことで後輩を花形にして違うところに行こうとしているのを聞いた。それができないなら退職してもいいとも言ってた。

でも月島はうちの人気受付嬢だし仕事もできる。もったいないよな。」


「あのとき翼に電話したってことはお前のこと信頼してるからだろ?じゃなきゃ電話したりしないはず。

早く身を固めろよ。」



そうしたいのは山々だが月島の気持ちが最優先だと思っている。

この件で俺はあることを真剣に考えることになる。


「じゃ、俺は遠藤と事務所帰るからあとは頼むな。」

「あぁ、慶太ありがとな。」

「いいよ、今度飯奢ってくれるなら。」

「分かった。」


その後慶太は報酬は受け取らない代わりに飲みに連れていくことで今回の件を引き受けてくれた。
かなりいい友人を持っていたことに感謝だ。


そして俺は遠藤の車から月島を引き取り自分の車に乗せた。


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