この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
好きになってくれてありがとう
第6章 上司と同居
「よし、ならこうしよう。
家賃や生活費を受け取らない代わりにたまにでいいから飯作ってくれないか?」
どうやら部長は交渉の末ここに私を住まわせようとしているらしい。
冗談にも程があると思っていたけど真剣な部長をみて冗談じゃないことを理解する羽目に。
「男の一人暮らしなんて外食かテイクアウトが多い。だからたまにでいいから飯作ってくれないか?」
部長は笑いながらカレーなんて大量に作り数日続くことがあると笑いながら教えてくれた。
「あの、迷惑じゃないんですか?いきなり私と同居なんて。」
すると部長は迷惑だと思っていたら住めなんて言わないしずっといてくれて構わないと。
「それに俺はお前が好きだ。だから傷付いてほしくないし、一緒にいれば守ってあげられるからな。」
部長のストレートな思いに少し嬉しいと思っている自分がいる。
「わかりました。なるべく早めに家探しますのでよろしくお願いします。」
永遠に続きそうな話し合いを終わらせるために私は部長との同居を決意する。