パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第7章 気持ちの変化

「私なんて部長に相応しい人間じゃないので…」

「相応しいって何だよ。でも一緒に住むことをオッケーしたり一緒に寝るなんてぶっこんでくるってことはちょっとはいいように思ってくれてんの？」

「まだ別れてあまり経っていないですし。」


確かに恋愛対象として見たことなかった部長のことを今意識しているの。


「俺はお前を傷付けたりしない。だから付き合って、それからいつかは結婚してほしい。」

「もし、私が傷ついたりすることがあったら？また捨てられたりしたらどうすればいいんですか？」

今回の卓也のことでは自分の中でショックが大きかったのかもしれない。
だからもうあんな思いするくらいなら誰かと付き合ったりするのはもうごめんだった。

それなのに部長は私にストレートに気持ちをつたえてくれる。
そして傷つけないとはっきり言ってくれた。

私の気持ちは部長に向いていないはずだったのにいつの間にか坂道に置かれたボールのようにまっすぐ部長へと向かっていたのだ。