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JUN(ジュン) ~メールの恋人~
第1章 出会い
彼の自己本位的な初体験のおかげで
美智子のSEXムード理論は加速した。
経験する前から美智子はSEXというものは
行為を行うにしてもムードで酔わせてくれなきゃイヤだと思っていた。
初体験は、そういった意味でも
ムードもへったくれもありませんでした。
ただ、処女の花を散らした、
そういった記憶しか残らなかった。
甘い囁き、甘いキス、甘い愛撫…
美智子はそういったものが欲しかった。
美智子を女にしたことで
キャプテンは美智子に馴れ馴れしくなった。
会話しても、やたら命令口調だった。
もうお前は俺の女だ。
そういった口調、態度に嫌気が差した。
キャプテンと接するのを避けるために
無我夢中でテニスに没頭した。
声を掛けれないほど、
練習中は殺気のオーラを出し、
鬼気迫る思いで練習した。
幸か不幸か美智子は肘を壊し、
ドクターストップにより
テニスを諦めることとなった。
テニス部を退部したことでキャプテンとは疎遠となり2人の関係も自然消滅したのです。