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JUN(ジュン) ~メールの恋人~
第8章 決着

美智子は慌ててシートベルトを締めた…

「どこへ連れてゆくつもりですか?」

美智子の問いかけに、
頭を2,3度振って現れたJUNが
「天国よ・・・」と答えた。

「て、天国?」

対抗車のトレーラーのヘッドライトが
車内の2人を照らし出した…
いつしかBMWは反対車線を走っていた。

「あなたに卓也を渡さない…
卓也は永遠に私のもの…そう…永遠にね…」

トレーラーが
ヘッドライトをパッシングさせながら
大きくクラクションを鳴り響かせた。

『こんな形で死んでたまるもんですか!!!』

正面衝突する寸前、
美智子はハンドルに手を伸ばし、
思いっきりハンドルを切った!!!

大きなクラクションの鳴り響く中、
ドーーンという衝突音が
アウディの車中の2人の耳に届いた。
やがて見えてきた光景はトレーラーにぶつかり、
見るも無残なBMWだった。


。。。。。。。。。。。。


仕事を終え、赤いアウディを乗りこなし、
卓也はいつもの道を走り抜けた。

所定の場所に車を停めると、
マンションのエントランスで
すでに暗記してしまった暗証番号をプッシュした。

軽い足取りでエレベーターに乗り込み、
『11階』のボタンをプッシュした。

11階に到着すると
それまで以上の軽い足取りで、
いつものドアを解錠した。

「ただいま」

卓也が靴を脱ぎながら、
漂ってくる夕食の匂いを嗅ぎながら
リビングに向かった。

「あら、おかえりなさい…」
純子が笑顔で出迎えた。

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