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JUN(ジュン) ~メールの恋人~
第4章 JUNと直接会うことにした

沖島は、 あらかじめ下見しておいたラブホテルのパーキングへ車を滑り込ませた。

ホテルの従業員には怪しまれないように
「ほら、しっかりしろよ。ほんとに…
酔いつぶれるまで飲むバカがいるか」と
独り言をやや大きめの声で口にし、
彼女をおぶって部屋に連れ込んだ。

「しかしいい女だ…」
美智子をベッドに寝かせ、
その寝顔に顔を近づけしみじみと呟いた後、
長い赤黒い舌を伸ばし
美智子の頬から鼻先にかけてベロ~と舐めた。
そんなことをされても薬が効いているため
美智子は眉ひとつ動かなかった。

「さて、目を覚まさないうちにやっちまうか…」

いつもは男女の営みで
歓喜のよがり声が響き渡る部屋で、
暗い陰湿な男の低い声だけが虚しかった。

愛し合う訳ではない。
これは犯すのだ。
だが、行為の恐怖を与えるのが目的ではない。
かといって己の快楽の為でもなかった。
犯された…その事実だけを
心に植えつければよいのだ。

暗く、忌々しい事実として、
この女の履歴に残ればよいのだ。

「さて、まんこを拝見させてもらうぜ、美智子さんよぉ~」
パンストの股間部分を摘み上げ、
両手に力を込め左右に引き裂く。
バツっ…バツっ…
よく劇画に描かれるビリビリという効果音と違い、ナイロンが強引に引き裂かれる音は
貞操を打ち破られる音のように聞こえた。

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