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見習いドS彼氏
第7章 羞恥水族館
奈緒の悲痛な叫びは通じず、智輝の足音が遠ざかっていく。
無駄と知りつつも奈緒は精一杯智輝を呼び止める。
しかし足音は止まることなく部屋のドアが閉まる音が無情に響いた。
「そんなぁっ……」
(放置された……こんなどうしようもない状況のままっ……)
虚しさと切なさで奈緒は体が震えた。
智輝がいないからといってバイブを抜いてしまうわけにはいかない。
例え手首の紐をほどいたとして、帰ってくるタイミングでバイブを入れ直しても自分自身で自分の手首は結わえない。
(それに……)
智輝は何分後に戻ってくるかもわからない。
数分かもしれないし一時間以上かもしれない。
下手したら三時間以上戻ってこない可能性だってある。
無駄と知りつつも奈緒は精一杯智輝を呼び止める。
しかし足音は止まることなく部屋のドアが閉まる音が無情に響いた。
「そんなぁっ……」
(放置された……こんなどうしようもない状況のままっ……)
虚しさと切なさで奈緒は体が震えた。
智輝がいないからといってバイブを抜いてしまうわけにはいかない。
例え手首の紐をほどいたとして、帰ってくるタイミングでバイブを入れ直しても自分自身で自分の手首は結わえない。
(それに……)
智輝は何分後に戻ってくるかもわからない。
数分かもしれないし一時間以上かもしれない。
下手したら三時間以上戻ってこない可能性だってある。