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見習いドS彼氏
第9章 毒牙
「もう許してください」
奈緒は涙の筋を頬に作りながら綾宮を睨んだ。
強気な態度だが全裸にさせられて拘束椅子に縛られたままでは迫力などあるはずもなかった。
もちろん奈緒は金曜日の夜からずっと裸でこの椅子に拘束されていたわけではない。
土曜日の朝にはちゃんと解放されたし、日曜も一日自分のマンションで過ごしていた。
何度も繰り返される智輝のインターフォンは耳を塞いで耐え忍んでいた。
そして月曜日、綾宮の呼び出しに応じて自らの足で綾宮の『秘密の研究室』へとやって来た。
秘密の研究室とは綾宮が調教する為に専用で所有しているマンションの一室だ。
「許してください? 君はこうされるのが好きなはずだ」
綾宮は冷たい笑みを浮かべて奈緒の顎を手で持ち上げた。
奈緒は視線を逸らさずに綾宮を睨む。
反抗的な奈緒の態度に気をよくした綾宮は束縛椅子の鍵を解除してやる。
「立つんだ」
綾宮が命じると奈緒はすっと立ち上がった。
奈緒は涙の筋を頬に作りながら綾宮を睨んだ。
強気な態度だが全裸にさせられて拘束椅子に縛られたままでは迫力などあるはずもなかった。
もちろん奈緒は金曜日の夜からずっと裸でこの椅子に拘束されていたわけではない。
土曜日の朝にはちゃんと解放されたし、日曜も一日自分のマンションで過ごしていた。
何度も繰り返される智輝のインターフォンは耳を塞いで耐え忍んでいた。
そして月曜日、綾宮の呼び出しに応じて自らの足で綾宮の『秘密の研究室』へとやって来た。
秘密の研究室とは綾宮が調教する為に専用で所有しているマンションの一室だ。
「許してください? 君はこうされるのが好きなはずだ」
綾宮は冷たい笑みを浮かべて奈緒の顎を手で持ち上げた。
奈緒は視線を逸らさずに綾宮を睨む。
反抗的な奈緒の態度に気をよくした綾宮は束縛椅子の鍵を解除してやる。
「立つんだ」
綾宮が命じると奈緒はすっと立ち上がった。