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見習いドS彼氏
第12章 トラップ
話の行き掛かり上、弥生のことを省いては語れないのでそのことも合わせて話をした。
とはいえもちろんラブホテルでの出来事などは割愛した。
それでも留美は弥生の話が出る度に眉をぴくりと動かし反応を示していた。
しかし途中で口を挟むことなく、最後まで黙って聞いていた。
おおよそ話終わると智輝は持っていた紙コップをくしゃりと潰してゴミ箱に投げ入れた。
「……なんか変な話ですね」
智輝の話を聞き終えた留美が感想を漏らした。
「なんか変じゃなくてすごく変な話だと思うけどな、俺は。こないだまで普通だった奈緒が急にいなくなったんだぞ? 仕事の部署まで変わって……」
「いえ、そうじゃなくてその」
留美は小さく手を振りながら智輝の言葉を遮った。
----西野弥生って子。
「えっ!?」
意外な留美の言葉に智輝は声を裏返す。
とはいえもちろんラブホテルでの出来事などは割愛した。
それでも留美は弥生の話が出る度に眉をぴくりと動かし反応を示していた。
しかし途中で口を挟むことなく、最後まで黙って聞いていた。
おおよそ話終わると智輝は持っていた紙コップをくしゃりと潰してゴミ箱に投げ入れた。
「……なんか変な話ですね」
智輝の話を聞き終えた留美が感想を漏らした。
「なんか変じゃなくてすごく変な話だと思うけどな、俺は。こないだまで普通だった奈緒が急にいなくなったんだぞ? 仕事の部署まで変わって……」
「いえ、そうじゃなくてその」
留美は小さく手を振りながら智輝の言葉を遮った。
----西野弥生って子。
「えっ!?」
意外な留美の言葉に智輝は声を裏返す。