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見習いドS彼氏
第12章 トラップ
影は素早くエレベーターに乗って下に向かっていった。
それだけを確認して智輝も階段を駆け下りる。
二段飛ばしどころではない勢いで転びそうになりながら駆け下りた。
しかし五階からではエレベーターに勝てるわけはなく、既にその人物はマンションのエントランスから出ていた。
「待てよっ!」
叫びながら智輝がエントランスを出ると赤いスポーツカーが急発進をし、辺りに焦げたような臭いをあげていた。
「待てっ!!」
人の足で追い付くわけがないのだがナンバープレートだけでも確認しようと智輝は走った。
しかし車はすぐに見えなくなる。
「畜生っ!! 畜生っ畜生っ畜生っ!!」
わずかな手掛かりが消え、智輝はアスファルトの道を何度も拳で殴り付けていた。
それだけを確認して智輝も階段を駆け下りる。
二段飛ばしどころではない勢いで転びそうになりながら駆け下りた。
しかし五階からではエレベーターに勝てるわけはなく、既にその人物はマンションのエントランスから出ていた。
「待てよっ!」
叫びながら智輝がエントランスを出ると赤いスポーツカーが急発進をし、辺りに焦げたような臭いをあげていた。
「待てっ!!」
人の足で追い付くわけがないのだがナンバープレートだけでも確認しようと智輝は走った。
しかし車はすぐに見えなくなる。
「畜生っ!! 畜生っ畜生っ畜生っ!!」
わずかな手掛かりが消え、智輝はアスファルトの道を何度も拳で殴り付けていた。