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見習いドS彼氏
第13章 対決
三人とも言葉を発せずエレベーターに乗る。
表情は三者三様で綾宮はまるで近くに誰もいないかのような無表情だ。
智輝は食い縛った歯を気取られないように口を固く結んでいる。
弥生はうつ向いて悲しそうな表情を浮かべていた。
エレベーターが高層階に止まり、綾宮が無言で智輝を誘う。
ドアの鍵を開け、智輝を見据えた。
「この中に荒井奈緒はいる」
「奈緒っ!!」
押し退けて入ろうとする智輝を綾宮が制する。
「君が奈緒に相応しい飼い主であれば返してやろう。しかしそうでなかった場合は諦めてもらう」
「お前に何の権限があってそんなこと言ってるんだ!!」
冷静さを欠いてはいけないと知りつつも綾宮の煽りに反応してしまう。
「私はね、奈緒をドMに調教した飼い主だ。君が奈緒を満足に喜ばせられなければ譲るわけにはいかない」
表情は三者三様で綾宮はまるで近くに誰もいないかのような無表情だ。
智輝は食い縛った歯を気取られないように口を固く結んでいる。
弥生はうつ向いて悲しそうな表情を浮かべていた。
エレベーターが高層階に止まり、綾宮が無言で智輝を誘う。
ドアの鍵を開け、智輝を見据えた。
「この中に荒井奈緒はいる」
「奈緒っ!!」
押し退けて入ろうとする智輝を綾宮が制する。
「君が奈緒に相応しい飼い主であれば返してやろう。しかしそうでなかった場合は諦めてもらう」
「お前に何の権限があってそんなこと言ってるんだ!!」
冷静さを欠いてはいけないと知りつつも綾宮の煽りに反応してしまう。
「私はね、奈緒をドMに調教した飼い主だ。君が奈緒を満足に喜ばせられなければ譲るわけにはいかない」