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見習いドS彼氏
第14章 エピローグ
今まで縄を使ってきたことがなかった智輝が初めて縛ってきたことに奈緒は興奮した。
(……けどちょっと弛いかも)
若干の物足りなさはあったがもちろんそんなことは口には出さない。

「こんなの……酷いです……」

奈緒は内心とは真逆の悲しい声をあげ、智輝を見詰めた。

「これは躾だからな。我慢するんだ」

智輝は冷たい口調で言い聞かせる。
(躾ならもっとキツく縛らなきゃ、ご主人様……)
マジシャンのように縄脱けをしたい気分を抑えながら奈緒は頷く。

「ほら、お尻をこっちに向けなさい」
「嫌……叩かないで……」

嫌とか言いつつ奈緒はサッと奈緒の前にお尻を突き出す。
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