パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 玩具遊戯

この一見冷淡できつそうな見た目が、ドSなのではないかと奈緒に勘違いをさせた。

奈緒と智輝が付き合いだしたのは半年前。
コンパがきっかけだ。
智輝より二歳下の奈緒は一流企業の受付をしている。
大企業の受付嬢に相応しく奈緒は華やかで品のある顔立ちだった。

目鼻立ちははっきりとしているが嫌味な感じはせず、誠実そうな印象を与える。
しかし奈緒はその上品で知的な見かけとは違い、明るくて親しみやすい、若干天然なキャラクターだった。

コンパの席上で盛り上がった二人はその流れで自然に付き合い始めた。

付き合い始めると智輝は奈緒の出来た性格を更に実感し、見た目だけの浮かれた恋ではなく、本気の愛を育み始めていた。

そんなわけだったから、奈緒がドMだと聞かされた時は心底驚いた。

（奈緒は恥を忍んで俺に告白してくれたんだ。全力で受け止めてやる）

怪しげなSMサイトを閲覧しながら智輝は情熱に燃えていた。