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第1章 告白とファーストキス

いつもと同じメニューをこなしながら後輩指導にも精を出し終わると早々に着替えて学校を出る…

空が珍しくジャージ姿で帰らない事に…

後輩「あれ？先輩どっか行くんですか？」

空「ん？…ああ…ちょっとな…」

後輩「？？？」

そう言って早々に行ってしまう空を不思議に思って見送り…

空は携帯で時間を確認して余裕持ってその店に入った…

飲み物を頼み二階にあるテーブル席にまだ居ないだろうと思っていた澪が座っていて空を見つけて嬉しそうに小さく手を振る…

その席の近づいてテーブルに飲み物を置いて…

空「早いな？いつから居たんだ？」

思わずそう聞いて…約束の時間にはまだ10分以上ある…

雨宮「えっ…ああ…」

聞けば20分くらい前にここに来たらしい…飲み物もほぼ空になっていた…

空「そっか…」

お代わりをご馳走すると言って見たが顔を振ってこれで大丈夫と水の入ったコップを指す…

空は昨日の疑問を確認してみる…何故俺に好きな子がいる話になっていたかを…

澪は少し困ったように経緯を話してくれ…

空「あははは…それ…海斗の話だよ…ぷくくく…」

澪「…ごめんなさい…」

空「はぁ…別に良いよ…それでどこ行こうか？」

そう聞かれて一駅先の映画館で見たい映画があると言うのでお決まりだなぁと思いながら頷きしばらく話をした…大抵は空が質問に答えている形だったがたまに空も聞いてやると嬉しそうに答え学校の話しで笑い互いのあれこれを聞き答えて…

…やっぱり可愛い…めっちゃ良いじゃん！

そう思って残りを飲み干し店を出ようと声を掛けて…

店を出て澪が…

澪「…手繋いでもいい？」

空「クス…」

空が手を出し小さく綺麗な指に絡めるように握ってゆっくり歩調を合わせて歩く…駅の改札を抜けてもう一度繋いで必要以外映画館に着くいて見終わるまでずっと繋いでいた…

疲れるだろうと離そうとすると澪がキュッと握り返して来て離してくれずそれに応えて握っていた…

映画館でもコソコソ顔を寄せて小声で話す澪から凄く良い匂いがして間近で見る顔はめっちゃ可愛い…

一方澪は繋いでくれた手を離そうとする空の手を握り離す事を無言で拒否して澪に合わせて歩いてくれる空に嬉しくなりチラチラと顔を見て話しても凄く楽しくそして顔を見れば凄く精悍でカッコいい…何より声がイケボだった…