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第8章 合格発表と卒業

澪がムスっと珍しく不機嫌になっていた…

空「クス…やきもち？可愛い…」

そう言って全く意に介さず放課後になって澪が…
　
澪「…空…これ…」

そう言って綺麗にラッピングされたチョコをくれ…

空「くれないのかと思った…クス…ありがとう！」

そう言って他のチョコはそのまま袋に入ったままだったのに澪のチョコはその場で開けていいかを聞いて頷くと綺麗にラッピングを取り中のチョコを見て…

空「澪の手作り？」

コクコクと頷き少し不安そうにしている前で一つ口にして…

空「ん！美味しい…」

空は六個あったチョコを一つだけ残して全て食べた…

澪「？？」

不思議に思っていると手を引かれて誰も居ないところで…

空「最後の一つは2人で食べよう…」

澪は意味が分からず空がそれを口に入れ澪を抱き寄せて唇を塞ぎ舌が絡み澪が夢中になる前に空の口内からチョコが入って来てそれを弄ぶように絡めてみ澪の口内で溶けたものを半分は澪が飲み半分は空に…

少しビターなチョコをそうして食べ口元についたチョコも舐め取って…

空「はぁ…最後のが1番美味しかった…」

そう言って澪にも聞いて来たが応えに困って空がクスクス笑って…

空「機嫌は直った？」

澪「えっ？」

空「？？俺が他の子からチョコ貰うから機嫌悪かったんじゃないの？」

澪「……うっ…だって…」

空「心配しなくても食べるのは澪のだけ…」

澪「？？えっ？じゃ貰ったのは？」

空「クスクス…親が食べる…チョコ貰って食べたの澪のがほぼ初めて…あっ…中学は別で…」

そう言われて目を大きく開いて…

澪「！！あっ…」

空「クスクス…お母さん…毎年喜んで食べるからさ…勿体無いって言って…貰って食べるのは陸くらいで多分海斗は捨ててた…酷いよな？」

澪「えっ？なんで？」

空「うーん…海斗の場合は欲しい子が居てその子に誤解されたく無いから？今は彼女だけど…」

澪「あっ茉莉花…」

空「そう言う事…二年の時だったかな？めっちゃ大喜びしてたし…」

澪「空はなんで？」

空「うーん…興味が無かったから？かな…誰から貰ったかも全く覚えた無いし…クスクス…陸も海斗も知ってるから聞いてみて良いよ？」

澪「……ごめんなさい…」

空「ん？怒ってないし…怒ってたの澪だろう？もう怒ってない？」