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ベストカップル
第15章 その後①
空「ん?ああ…うん!本気だから…まだ言えないけど一応そのつもり…」

空はクリスマスの時からずっと考えていた…学生の付き合いで終われるか…澪を手放すことができるかを…

どう考えても答えはNOだった…

空は既に澪に胃袋と下半身を持って行かれている…生活の半分は澪無しに成り立たない…

飯を食べるにしても自分の性欲を解消するのも睡眠さえ危うい…まだ未成年だと言う事であと2年は我慢しようと思っていた…

澪のお父さんが言うように何かあるかもしれない…社会人になってもすぐに澪を養う給料はない…

そう考えても同棲の申し出は先走り過ぎている…

そう思っても身体がそれを許してくれない…仮に他の女と関係を持って澪とするSEXの満足度があるかと聞かれると自信を持って無いと言い切れる…

やる気は無いが多分全く満足出来ない…女の方はどうかは知らないが空自身はそう断言出来る…

何より一緒に居てリラックスできる上に胃袋まで満足させてくれる女の子は他に居ない…

両親に相談するギリギリまで考え駄目だろうと言う事を…辞めるつもりだった…

…が勝手に口からそのお願いを出していて後悔しそうになって話し終わると信じられない回答が来てさらに考えなきゃ行けなかった…澪とその両親…答えを出すのに数ヶ月掛かり春休みにとうとう口出してしまった…

その上澪のお父さんに聞かれた内容にも自然と応えていて…

…あっ…そう言う事…クスクス…なら…

そう思って澪に聞かれたときにそう応えた…偽りのない本心を…

…絶対に手放さない…

そう思う…

高校時代に告白されて戸惑っていた時には全く想像もして居なかった…それこそ高校だけの付き合いで終わるとさえ思っていた…

それがここまで澪に惚れているとは思っても見なかった…

聞かれた答えを言って少しビビりながら澪の反応を見る…

澪「ひっく…ううっ…ずっと待ってる…私はずっと空のそばに居たい!」

空「!!…ありがとう…でも…ここで泣くなよ…」

そう言って抱き寄せ少し場所を変える…

泣き止み顔を上げ何故か周りを見る…

澪「あっ…私が空に告白したところ?」

空「ん??」

そう言われて空が考え…

空「ああ…朝練の帰りにそう言えばここら辺でされたな…」
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